技術系社員・インタビュー


これからは製本工程が印刷・製本をけん引する時代。
ソフトウェア開発の立場から製本機の可能性を広げたい。

自分の開発した製品がどこかで誰かの 役に立っていると感じられる喜び。

完成した製品が出荷場に並ぶ風景を見ると「自分の作った装置が、これからどこかの会社で誰かの役に立つんだな」と、まるで旅立つ我が子を見送るような達成感でいっぱいになります。私は製品のタッチパネルのプログラミングを担当しているのですが、こうして出荷まで見届けられるのは、開発から製造、販売までを自社で一貫して行っているホリゾングループの大きな魅力です。プログラミング会社でプログラム専門の仕事していれば、完成した製品の姿までは見られませんからね。それに自社製品のプログラミングですから各部署と連携して創意工夫もできるし、いい製品に仕上げたいというモチベーションも高く持てます。
タッチパネルは、作業のスタートやストップ、スピード調整をはじめ様々な動きを機械に伝える役目をしています。これはいわゆる組込み系の技術なので、いかに低いスペックで有効的なコードを書くかがプログラマーの腕の見せ所なんです。使いやすさも重要ですから、ユーザーインターフェイスにも気を使いますね。例えばスタートやストップのボタンはよく使うボタンですし、急いで止めたいときに少しでも早く止められるように、一番手の動きが少なくて済む画面の右下に置く、などの工夫をしています。お客様からも「太陽精機の製品のタッチパネルは、どこに何の操作ボタンがあるのかが直感的にわかるようになっていて操作がしやすい」と評価をいただいています。ですがこれに満足せず、もっともっと使いやすくなるような工夫を盛り込んでいきたいですね。

社員のチャレンジを応援してくれる
ホリゾングループの精神がいい製品を生む。

タッチパネル以外にも、製本機の稼働管理をするパソコン用のソフトも作っています。このソフトで複数のジョブの管理や、稼働履歴がチェックできます。またエラー情報も表示されるので、何冊不具合が出て何冊が製品になったのかなどもパソコンで確認でき、製本業務の効率化を支えています。このパソコンソフトは製本機だけでなくその上流である印刷機械を操作するパソコンともつながっているんです。今後は印刷・製本のデジタル化や小ロット化に伴って、ますます印刷データの作成から印刷、製本工程までが一つのワークフローで結ばれていきます。したがってこれらをどう連携させるかがとても重要になってくるでしょう。
さらにいえば、今はパソコンソフトを使用していますが今後この役割はWEBアプリケーションに切り替えていく必要があると考えています。そうなればパソコンがなくてもスマートフォンやタブレット系の端末からブラウザを使って確認・操作できるようになりますからね。そうすれば端末ごとの特性に合わせたプログラミングは必要なく、少ない時間と手間で多くの機種に対応できます。開発効率も上がるうえ、お客様は手持ちの端末を使えますから利便性もぐんと上がるんです。
そのほか、IoT技術を駆使してお客様と製本状況のデータを共有すれば、機械の不調などの情報を事前に当社や販売店でつかみ、クレームになる前にアプローチできる。この時にリモートメンテナンスの技術を使えば現場へ行かずに素早いメンテナンスができ、お客様の満足度向上にもつながるうえ、訪問の手間や時間が省けます。こうして頭の中にはいろんなアイデアがあり、実現させたいことがあふれているんです。
ホリゾングループは我々社員が出す新しいアイデアに対し、積極的に挑戦の場を与えてくれる会社です。これからも新たしい技術をどんどん取り入れて、お客様に喜ばれるいい製品を作りたい。こんな思いに共感できる方、私たちと一緒に新しい印刷・製本業界の未来を拓いていきましょう。

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