導入事例


青葉印刷株式会社

  • 導入製品
    ・中綴じ折製本システム VAC-6000+BC‐20+SPF-200A+HP-200A+FC-200A ・丁合機 HAC-45 ・無線綴機 BQ-470 ・ミシン機 VP-53 ・紙折機 AFC-502 ・マーブルクロス貼機 GMS-7 ・ジョガー PJ-100

鹿児島の田舎でなんとかやってます・・・。

 鹿児島県鹿児島市の青葉印刷株式会社様は昭和42年有限会社青葉印刷として設立し創業されました。平成16年7月に現組織である青葉印刷株式会社に変更され、平成18年5月には現住所の新社屋に移転し現在に至っています。
 現社長は50才、8年前に就任し創業時から製本を得意とする印刷業として鹿児島の地で事業拡大と元気さで活動されています。

ホリゾンとのお付き合いは・・・。

 現社長が入社したころの昭和60年頃、まだまだ官公庁の仕事も非常に多く、書籍やノート類の製本が多い時代でした。有限会社青葉印刷様では当初、丁合は初期型の15段丁合機HAC-15が2基、無線綴じ機も1クランプのBQ-250が1台で、繁忙期は毎日深夜となってしまっていて、ほぼ人海戦術的な製本加工をされていました。それから、徐々にですが、地元にある代理店:南日本印刷材料㈱様からの提案で、ホリゾン機の更新、新規設備が始まりました。

 元々、教育関係書籍や小学校教材等も販売していた青葉印刷様は、学校単位や学級単位のノートや、地区教材・資料等を手掛けられ、多品種極小ロットと言ってもいいぐらいの受注内容を処理していた経緯から、フレキシブルな対応のできる自動化の機器が青葉印刷様には最適の条件であった様です。これが「ホリゾンとのお付き合いが長く続いている理由だと思います。」と、笑顔でお話しいただきました。

環境整備と人材育成

 社屋も社業発展と共に現在の場所へ落ち着いたとのことですが、川路周一社長就任時は設備機器の老朽化が目立ち始めた頃でもありました。その頃は、社内も整理されておらず、機器も雑に扱われていて保守・保全行動は全く成されていませんでした。「このままでは製品の劣化を招く・・。」と不安は現実味を帯びてきました。ちょうどその頃、中綴じ機の更新が必要な段階に入り、生産機器として長く使っていただく事への感謝と、新設備の会社への貢献を説明致しました処、同社は「設備を更新することにより、社員の働く意欲も出てくる。また、物への感謝、製品への愛着を忘れない。」ことを人材の育成にと生産現場の整備に確実に生かされています。

 以降は、他省力化を含め設備するたびに働きやすい環境が第一と考え、社員教育してきたように思う8年間とのことです。社長就任当時からすると社内も整理整頓が出来るようになったこと、また、機械修理が極端に減少したことなどが結果と、今までの設備機器と社員教育思想ともに満足とのお話しでした。

今後の展開は

 創業時より、多品種小ロットで書籍を主に邁進されてきており、特に極小ロットでも対応できる印刷会社として成長されてきましたが、さらにスピード生産できる仕組みを整えたいと考えて、川路社長は今後の革新的設備や新規事業に目を向けておられ、「通販やオンデマンドもいいですが、ニッチな市場ですが、地元ならではの仕事も沢山ありますので田舎の町工場でがんばっていきます!ホリゾン様、今後ともよろしくお願いいたします。あっ!そろそろ折機が欲しいと思っております~」と、大変明るく先を見据えた地の利のある事業設計図をお伺いしました。

 今回、訪問取材を通じて、青葉印刷様が益々のご発展を遂げられることを、実感と確信いたしました。取材協力いただきました川路社長、社員の皆様には御礼申し上げます。