導入事例


有限会社 ラップ

  • 導入製品
    ・丁合機 VAC-2000, MC-160 ・中綴じ折製本システム SPF-10Ⅱ+FC-10Ⅱ ・無線綴機 BQ-440

一冊一冊に愛情を持ってどんな納期も必ず守る。

 有限会社ラップ様は平成3年に小倉北区霧ヶ丘に工場を借りて、設立されました。製本と製袋を2本柱に、順調に操業され、平成8年に現在地の京都郡苅田町に工場を購入。いつも忙しく仕事に勤しまれています。今回は、代表取締役社長様と、常務様にお話を伺いました。

当たり前のことを忠実にこなす

 同社は、折り、丁合、中綴じ、無線綴じなどの各種製本や、製袋などさまざまな仕事をこなされています。ロット数も一冊の極小ロットから万単位の大ロットの仕事まで多様です。常務は「仕事の大小は問わず、一冊一冊に愛情を持って、丁寧に仕上げ、必ず期限までにお客様に納品することを鉄則にしている。そのためには、夜間であっても必要な時は惜しまず作業している。
『当たり前のことを、どれだけ忠実にできるかで会社の価値が変わってくる』と常に念頭に置きながら社員一丸となって取り組んでいる。そんな当たり前の繰り返しが今のラップを作り上げたのだと思っている」と話してくださいました。同社の仕事に対して妥協を許さない姿勢に襟が正される思いです。

エアーロータ丁合機で封筒丁合の効率アップ

 同社は、製本のほかに製袋も手がけられており、主に大手メーカーの大ロットの封筒を製袋されています。広告入りの数種類の封筒は、封筒の使用頻度を公平にするため、丁合作業が必要なのですが、今までは、手作業で丁合されていました。それを効率的に作業するため、1年前に20段エアーロータ丁合機VAC-2000を導入していただきました。導入前は手丁合で1週間ほどかかっていたものが、VAC-2000によって、3日程度でこなせるようになり、効率良く作業されています。弊社の丁合機によって、仕事の効率がアップされているのを目にすると営業マンとしても大変嬉しいですね。

失敗できない製本も確実にこなす

 最近、同社で増えてきているのが、小部数の製本依頼だそうです。例えば『オンデマンドプリンターで出力した本1 冊を無線綴じ製本してほしい』という依頼や『10冊のみ印刷された本を、紙の予備無しで10冊仕上げてほしい』という依頼などを引き受け、失敗ができない仕事をこなされています。「部数が少ないと効率が悪くなってしまうが、それがお客様のご希望だ。効率が悪いながらも、オペレーターの製本レベルが高く、BQ-440を巧みに使って確実に製本をしてくれている。1冊だけの製本であっても、製本の仕上がりは満足している」と社長のお言葉です。オペレーターの能力と、製本機の能力をうまくマッチさせながら、極小ロットの仕事も確実にこなし、お客様との信頼関係を築かれています。

オペレーターを選ばないホリゾン機に驚き

 社長はベテランの機械操作能力を重要視されています。「どれだけ効率良く上手に機械を使えるか、経験によって機械を扱う能力に差がある。経験の浅いオペレーターには操作技術の教育が必要だが、なかなか手が回らないのが現状だ。製袋機など特に扱いが難しい機械は、どの社員に担当してもらうか、社員を選別して作業を行っている」と社長がおっしゃいます。それと比べてホリゾンの機械については・・・ 「ホリゾンのVAC-2000を導入して驚いた。機械操作が簡単でオペレーターを選ばない。経営者として人材選択の幅が広がるというのはありがたい。また、安定した品質で仕事がこなせる機械だから、初心者のオペレーターに任せても安心だ」と嬉しいお言葉をいただきました。機械に不慣れなオペレーターにも簡単に扱えるホリゾン機が、同社のお役に立っているようです。

効率化を追求して会社を発展させたい

 最近増えている小ロットに対して、同社で稼働している現在の製本機器では対応しきれなくなるのではないか、と常務はお考えです。今後は、弊社の1 クランプ無線綴機BQ-270Vなど自動セット替え機能を持った機器に更新することで、同社のさらなる発展を期待されています。「自動セット替え機能を活用して、小ロットにスムーズに対応でき、とことん効率化を追求した会社を作っていきたい。もちろんホリゾンとも協力し合って会社を大きくしていきたい」とおっしゃる常務の目は、常に前を向いておられました。さらなる高みへ昇られる同社を全力でバックアップできるように、弊社も精一杯努力いたします。今後も有限会社ラップ様のますますのご発展をお祈りいたします。