導入事例


八田製本印刷 有限会社

  • 導入製品
    ・紙折機 AFC-546AKT+PST-40, AFC-544AKT+PST-40+GFB-54, AF-406T6A+PR-40+ED-40 ・中綴じ折製本システム VAC-300+VAC-1000m+ST-40+SPF-20A+HP-20A+FC-20A, IM-30 ・綴じ機 SP-1, MF-1 ・無線綴機 SB-07 ・ミシン機 VP-66+JM-66 ・その他 CRS-36, HCB-2, BP-2, PJ-99

印刷を生かすのも、ダメにするのも製本次第…

 八田製本印刷有限会社様の歴史は古く、昭和2年に金沢市瓢箪町で創業し、昭和5年に『八田製本所』として製本加工業を手がけられたことに始まります。 昭和30年に先代社長が亡くなり、現社長である八田斎康様が代表となって順調に操業されてきました。昭和56年に、玉鉾町に本社を移転、同年に有限会社として改組され現在に至ります。今では同町に4箇所の工場を稼働され、着実に会社規模を拡張されています。

常にお客様の立場に立って、ニーズに応える

 同社は、『ユーザーニーズに全てお応えできること』を理念に掲げ、設備投資には積極的に取り組んでおられます。上製本、糸綴り、無線綴じ、中綴じを始め、和本、WOリング製本、台紙作成、アルバム製本、ノート製本、手帳製本、事務用製本、ミシン加工、折り加工、能書折加工などなど、できないものはないぐらいの充実度で加工機をラインアップされています。「お客様が印刷された印刷物を、より付加価値の高いものにしていくのが、我々の使命です。印刷物を生かすのも、ダメにするのも、製本次第だと思っています」と専務はおっしゃいます。
 同社では、近年の環境対応の流れを汲んで、中綴じラインには針金で綴じるのではなく、ノズル式の糊付け装置を装備し、紙折機で8頁糊付けした物を、さらに糊貼りする製本加工を『エコステッチ』の名称で推奨されています。また2010年11月には、北陸3県でいち早くPUR製本設備を導入され、環境に対するユーザーニーズにも応えられるように積極的に取り組んでおられます。
 「幅広い製本加工が一社でできて、そのノウハウを蓄積している当社だからこそできる製本デザインを提案していきたいですね」とは常務のお言葉です。

若年従業員が使いやすいタッチパネル操作

 同社と、ホリゾンとのお付き合いは、昭和48年に導入していただいたフリクション型丁合機AC-1200に始まります。その頃の製本業者は非常に忙しく、大量部数の印刷物を加工する設備投資が主流でした。近年は印刷業も多様化し、オフ輪、オフセット平版印刷、軽印刷、オンデマンド印刷、とさまざまです。受注元である印刷会社も細分化している中で『ホリゾン製品は、小・中ロットに対応できる製本機として非常に効果が期待できる』と年々設備を増やしていただいています。また、小型サイズの紙折機AF-406T6A+ED-40を導入していただきましたが『デリバリーが非常に使いやすい』と気に入っていただき、他社の紙折機にもホリゾン製のプレスローラPR-40+ 縦型デリバリーED-40を使用するなど、様々な使用方法でホリゾン機をご愛用いただいています。ホリゾン機を選択する理由について、常務にお話を伺いました。「女性のオペレーターでも使い易いところがいいですね。最近のタッチパネル搭載の製本機は、若年層の従業員が喜んで使ってくれます」とユーザーフレンドリーな操作性を実感していただいているようです。

フレッシュな力が会社を支える

 高齢化が進む製本業界ですが、同社の工場内には、若いオペレーターの方が多いことに気づきました。「現在、社員は25名いますが、平均年齢は38歳ぐらいですね」フレッシュな力が同社を支えており、工場内も活気に満ちていました。今後のホリゾンに期待することは「現在の作業工程で、検品作業や検査作業はどうしても手作業になってしまうのですが、そこを機械化するような開発製造を期待します。以前に比べれば、ほとんどが機械化されている中で、人手が取られてしまう作業を無くし、品質の安定化と向上を目指したいですね」との常務のお考えでした。設備投資に関して、常に前向きな同社ですので、弊社としても今後とも末永くお付き合いさせていただき、ご要望に応えられるように努力いたします。今後も八田製本印刷様のますますのご発展をお祈りいたします。