導入事例


株式会社報光社

  • 導入製品
    ・紙折機 AFC-544AKT+MKU-54+PST-40 ・中綴じ折製本システム VAC+SPF-20A ・断裁機 APC-M61 ・無線綴ライン SB-06+HT-70 ・丁合機 AC-8300

印刷メディアを通して心の通い合う情報発信を続けます

 株式会社 報光社様は、1890年(明治23年)に創業し、110年以上の歴史を誇る。1969年、本社工場・事務所の増改築を進め、オフセット印刷設備を導入。1985年、久多美工場の開設時に、県内で初めて大型4色印刷機を導入した。現在では東京支社を開設し、同時期にオフセットフォーム輪転印刷機・CIP-3対応菊半裁印刷機・カラーオンデマンド機などを導入し、常に地元を代表する総合印刷業社だ。

品質保証と短納期に対応するポストプレスの合理化

 常にプレス部門で地域の先駆けとなっていた同社は、島根県という土地柄からもポストプレス部門の合理化が、長年の課題となっていた。1983年、短納期、高品質を合言葉に、製本工程を内製化すべく、無線綴機BQ-220を小ロット用として導入。その後、年々大型化する印刷機に合わせて、高度化、高速化に対応できる製本機を導入した。製本機の導入前は、製本を内製化する事で外注費の削減効果などを狙っていたが、現在では、「印刷の仕事を取るためには、製本の内製化は否めない」という考えに変わってきた。製本工程が同社の大きな戦力となっているのは間違いない。同社は「常にクオリティーの高い情報の発信・伝達」を目指して邁進している。

製本設備を導入するポイント

 1983年の製本の内製化以来、ホリゾン製のポストプレス機を使用しているが、製本機器選定の大きな基準は「作業性」と「故障のないこと」だ。製本工程を若年・高齢者と女性の職場としていくために、作業性が良く、同時に壊れにくい機械が必要だという考えから、当社の菊半裁自動折機AFC-544AKTを導入した。納品直後から即戦力としてフル稼働しており「改めて自動機の威力を認識した。」と原社長。CIP-3にも素早く対応している同社は、i2iシステムでCIP-4に対応する製本工程を目指している。