導入事例


株式会社プリコ

  • 導入製品
    ・中綴じ折製本システム HOF-400+SPF-200A+FC-200A+TBC-200L ・無線綴機BQ-480、BQ-470 ・三方断裁機HT-30C 2台 ・断裁機APC-66D、APC-T61、APC-61Ⅱ ・紙折機PF-40L ・中綴じ機SPF-8・紙揃え機PJ-100

デジタル印刷で新たなサービスを提供し続けています

 株式会社プリコ様は、1976年に渋谷区道玄坂で富士ゼロックス渋谷システムセンターとして開業されたのが始まりです。1995年には、オンデマンド印刷機ドキュテック135を導入し、本格的なオンデマンド印刷を始められました。1999年に、神田須田町に移転されドキュテックを複数台に増設。さらに印刷機も設備されて、総合的なプリント事業に参入されました。その後、時代の流れで印刷機を処分し、オンデマンド印刷に特化されて、現在は、モノクロ・カラーをあわせて16台の高速プリンターで、法人向けに特化したプリントサービスを江戸川区臨海町のビルで提供されています。創立40周年を経過して、個人向けサービスも開始されるなど、ますます事業規模を拡大されています。

オンデマンドサービスも、軽オフ印刷も

 同社とホリゾンとのお付き合いは、富士ゼロックス渋谷システムセンターとして開業した当時に、ホリゾンの電動断裁機PC-45を導入していただいたことが始まりです。その後、千代田区に移られてから、本格的に製本機器を設備され、ワンストップサービスを開始されました。オンデマンドや、オンデマンド事業サービスについて、色々とご教授いただいたことを、懐かしく思い出します。
 オンデマンドサービスを行っておられた当時は、オフセット印刷が全盛だったため、お客様のサービス向上のために、軽オフセット印刷機も数台設置されました。弊社の中綴じ製本システムStitchLiner5500、丁合機VAC-500、HAC-450、菊半自動紙折機AFC-544AKT などを導入していただき、大量製本時に対応されていました。

DPSを駆使したサービスの提供

 時代は流れ、デジタル・パブリッシング・サービス(D・P・S)の話題が聞こえてくるようになり、同社では、DPSを駆使した新たな価値を考えて、再びオンデマンド印刷へと注力されるようになりました。印刷メディア、インターネット、モバイル、電子ペーパーの組み合わせ、マスメディアから個人へ、片方向から双方向へ、時差からリアルタイムへとお客様の環境が変化する中で、同社では印刷物の保管、発注ロットの見直し、ジャストインタイムを見据えた体制へと変化していかれました。法人向けに特化したサービス(Web 入稿、Pricoドライバー、24時間稼働、短納期大量処理)や、オンデマンド提供サービス(オンデマンド印刷、バリアブル印刷、Office Print サービス)の提供、個人向けサービスとして自費出版のための『個人書店』の提供など、お客様にとって有用なサービスを次々と、開発・提供されていきました。

情報管理サービスを目指して

 『単純に印刷業というよりも、情報産業の一角で、情報管理サービスの会社を目指す』という同社の姿勢を表す通り、時流に乗って必要な時に情報をお届けできる体制作りを推進されています。それに伴い設備されたホリゾンの製本機器も変化しており、製本機は、BQ-270からBQ-480・470を2台、平断裁機3台をお持ちでしたが、職人のいらない自動三方断裁機HT-30Cを2台、中綴じラインは、オンデマンドフィーダHOF-400を利用したSPF-200Aラインなど、自動化の進んだ機械を採用いただきました。
 ホリゾン機を選んでいただいた理由をお伺いすると、「1番の理由は故障が少ないこと。さらに人を選ばず使いやすく、当社のオンデマンド出力に合っている」と、大変うれしいお言葉をいただきました。
 昨年11月に、京都で開催されたTHINK SMART FACTORY 2019 IN KYOTOにご来場いただき、「自動化された作業を考えていく中でとても参考になった。ゆくゆくはもっと自動化を進めていきたい。」という感想をいただきました。
 今年初めには、現在手作業で行っている作業を自動化する機械を導入される予定で、さらにお客様に喜んでいただけるサービス提供をお考えの同社。これからも、ますます新しいサービスを提供され、発展されることを願っております。