導入事例


有限会社フラワープリントセンター

  • 導入製品
    ・紙折機 AF-49, PF-38 ・丁合機 VAC-6000+ST-40, SAC-900+ST-60 ・中綴じ折製本システム VAC-200+SPF-200A+FC-200A ・無線綴機 BQ-460, SB-07 ・断裁機 HT-80, APC-61Ⅱ ・その他 ECH-25/40, MP-47, PJ-100(4台)

印刷・製本の社内一貫生産! 小ロット多品種に特化し、業績アップ

 有限会社フラワープリントセンター様は、昭和57年に初代社長の木村聰明様が江東区永代で「永代プリント・サービス」としてご夫婦で創業されたことに始まります。平成元年に有限会社フラワープリントセンターに社名と組織を変更されました。平成16年に現在の代表取締役に白井雅男様がご就任。事業拡大に伴う事務所移転を重ね、平成24年に東京スカイツリーがそびえ立つ墨田区八広に移転されました。印刷と製本の1フロアー内生産が実現できる工場に移転し、ますます積極的な事業展開をされています。

印刷会社のための印刷会社

 同社は、印刷受注の半分以上が同業の印刷会社という営業展開で、印刷部には、軽オフの印刷機リョービA3両面機が8台、オンデマンドカラ―印刷機、モノクロ印刷機、そしてホリゾン製の製本機を設備され、徹底した社内一貫生産をされています。「ペーパーレスが進んでいますが、まだまだ印刷物・製本物のニーズは少なくないと思います。繁忙期になると、どこの製本会社も仕事がいっぱいで注文を受けてもらえず、困っている印刷会社をよく拝見しますし、製本加工できることが印刷受注のキーポイントだと思います」と白井社長が、印刷と製本の親密な関係を話してくださいました。

自社開発の社内システム徹底した工程管理

 同社では、自社開発のFENICSシステムを使って、社内の売り上げや見積もり、請求書管理、受注状態や製本の進行状況など、各工程でリアルタイム管理を行っています。社内では、常にシステム内で情報を共有しており、お客様からの様々な問い合わせにも迅速に対応することが可能です。「昨年の移転をきっかけに、営業は社外からシステムを利用できるようにモバイル機能を充実させました。社外で商談中に、会社に連絡をして受注状況や金額を問い合わせて、その場で即答でき、お客様の時間短縮にも繋がります」徹底した工程管理は、社内の業務効率化にとどまらず、顧客満足度の向上にも繋がっています。

製本設備を増強し受注アップを目指す

 弊社とのお取り引きは、同社が平成4年に製本部門を開設して以来、20年のお付き合いになります。無線綴製本機BQ-440と中綴じ製本機SPF-10Ⅱに始まり、事業拡大とともに製本設備も更新・拡大をしていただき、現在は社員数25名の内、製本部の社員だけで6名という状況です。「ホリゾン製でそろえることで、徹底したメンテナンスと迅速な対応には日頃から感謝しています」と、ありがたいお言葉をいただきました。
同社には昨年の移転時に、7クランプの無線綴製本機SB-07、三方断裁機HT-80、60段エアー給紙丁合機VAC-6000等の設備を増設していただきました。製本部門強化の社長の想いは、「印刷業界の傾向としては年々閑散期と繁忙期が明確になりつつあり、印刷業界の繁忙期の機械稼働率と売上高は、閑散期に比べて約2 倍になります。会社全体の利益も繁忙期2ヶ月で生み出されているといっても過言ではありません。製本部を強化した理由は、今年の繁忙期に、今まで以上に生産量を上げて、全体の受注アップを目指すための先行投資です。人員を2名増員したのも製本への期待ですね」社長のお言葉に、弊社も製本機メーカーとして気持ちが引き締まる思いです。続いて社長は、「ホリゾンの製本機械は、それぞれがオートメーションになって効率よく生産できますが、それら全てを連動させるようなオートメーションが実現できれば、最小限の人員配置でもっと生産性が上がるのに、と思ってしまいます。これからも付加価値の上がる機械の開発に期待していますよ」ホリゾンでは、お客様の声を大切にした商品開発に努めて参ります。
 若さとパワーを感じるフラワープリントセンター様のこれからますますのご発展、ご繁栄を心よりお祈り申し上げます。