導入事例


株式会社キタジマ

  • 導入製品
    ・丁合機 HAC-30+SP-10, VAC-600+ST-40 ・中綴じ折製本システム VAC-200+SPF-200A+FC-200A ・無線綴機 SB-07 ・断裁機 HT-70 ・紙折機 PF-40 ・周辺機器 PJ-100

Think! 人がつくるものだから… 良質な企業でありつづけるために考えます。

 株式会社キタジマ様は、昭和48年に東京都千代田区で総合印刷センター株式会社キタジマを設立されたことに始まります。昭和62年に本社工場を文京区湯島に移転。エクセル北島印刷株式会社の設立や、カラー製版部門拡充のため株式会社 幸文社の参入などを経て、平成7年には墨田区に本社ビルを新築し、本社工場を移転。その後、エクセル北島印刷株式会社と株式会社 幸文社を株式会社キタジマに併合し、順調に業績を伸ばされました。平成21年、第二工場の完成を機に8色オフセット枚葉印刷機を導入され、プリプレスからポストプレスまでの一環体制で操業されています。

品質向上と管理体制強化を目指して製本を内製化

 ホリゾン機器の本格的導入は墨田区の本社工場の稼動時期に端を発します。導入以前は、毎日のように平綴じ製本の印刷をされ、その加工は全て外注頼りでした。
しかし、加工品質の向上と管理体制を強化すべく製本加工を内製化することになり、HAC-30とSP-10を納入していただきました。続いて、BQ-460とVAC-400を設置、さらに中綴じ製本も社内で行うためにSPF-200Aのラインを納入させていただきました。その後、第2印刷工場が完成すると同時に、VAC-400(4連)からVAC-600(6連)に増設、BQ-460をSB-07に能力アップ、またページ物の折りのために新しくPF-40を納入させていただきました。機器更新により生産力が向上したため、更なる効率化と品質維持の観点から、三方断裁機HT-70を導入していただきました。

経験の無い作業者が使いこなせる機械

 現在は、同社の後処理機をフル活用され、4人の作業者で製本工程が行なわれています。「仕事の流れと量などを考えれば、機械の性能をぎりぎりまで引き出すことで、4人でも十分な作業ができます。」とは社長のお話で、機械の操作からメンテナンスまで使いこなしておられます。また、同社では繁忙時期になると、営業マンが率先して時間外や土曜日でも製本作業の応援をされています。私もその現場は何度となく目にしています。同社では「製本経験の無い作業者や営業マンが使いこなせる機械」として弊社の機器に評価をいただいており、ホリゾンの技術が生み出す自動化された機械を導入した結果コメントは、「ホリゾンを選んだことは、間違いではなかった。」と嬉しいお言葉をいただきました。

いかに良質な企業でありつづけるか

 同社の理念である『Think! 人がつくるものだから…私たちは考えます。』についてお話を伺いました。
 「現在の印刷業界は、納期、価格や品質などクオリティの差は判断されにくくなっています。他の何かの要素、例えば、優れたクリエイティブ力・営業マンの感性・緊急時の対応・キメ細かなサービスなどが必要ではないでしょうか。企業の理念すべてが印刷物の評価に反映されるんでしょうね。」と社長はおっしゃいます。「最新の優れた設備と、社員の健康に留意した空調設備の整った環境のもと、完成度の高い印刷物が生産される…、現状の優れた品質をいかにして維持し続けるかが最大のポイントです。」
 同社は、アナログからデジタルへの移行、プライバシーマークの認定など時流を汲んで早くから着手されてきました。また、Kitajima One Stop Service を打ち出し、印刷から製本まで一貫体制を構築することで、お客様の立場に立った製品づくりを心掛られ、お客様の営業活動を補い、お客様のことを一番に考えた操業を永年にわたり続けておられます。そのような理念のなか、後処理機には弊社を選んでいただき、「ホリゾンが今後も良い製品を開発・提供し続けることをお願いしたいですね。」とお言葉をいただきました。
 「いかに良質な企業でありつづけるかがキタジマの目指すThink!の理念です。」と最後に胸を張って話された社長には光るものを感じました。株式会社キタジマ様のますますのご繁栄をお祈りいたします。