導入事例


有限会社きむら

  • 導入製品
    ・丁合機 SAC-600 ・スタッカー ST-60, ST-20 ・中綴じ折製本システム VAC-200+SPF-20+FC-20 ・紙折機 AFC-544AKT, PF-38 ・無線綴機 SB-07, BQ-450 ・断裁機 HT-70

中小ロット製本を安い・速い・キレイでお客様のために勝負

 有限会社きむら様は、昭和38年に木村製本加工所として手帳の糸かがりを主に先代社長が開業。昭和58年に現社長が丁合の仕事を手始めに行い、昭和60年に軽製本への転換を決意。また、顧客の要望にこたえるため軽印刷機の導入も行い、下請専門で印刷業を開始した。

勝負!脱かがりから軽製本の立ち上げ

 かがりは機械で行うが、締機で背をつぶし、結束や見返しなどの手貼り作業は、その速さとキレイさでまさに職人技だった。しかし、将来を見据え、時流に乗った製本作業で勝負をしたいと脱かがりを決意。丁合の仕事をPRする度に、ユーザーに小ロット製本物の需要があることを知った。そこで、当時から多品種少量生産向けの製本機器を販売していたホリゾンのBQ-220・AC-240・APC-58NCを導入。ここから弊社との付き合いが始まった。

勝負!機械の買い替えと印刷部門の立ち上げ

 同社は、軽印刷の発展時期とバブルが重なり、何台も機械を入れ替え、工場を拡大し、順調に発展。お客様から、納期の短縮・製本価格の相談・製本加工ミスなどの相談を受ける度に、仕事量が増加。その対応のために設備を更新し、現在では丁合機は9代目、無線綴機は5代目になる。これほど買い替えが頻繁なのは珍しいが、その理由は「お客様からの仕事の依頼が来れば、納期を間に合わせるため、また綺麗な物・間違いの無い製本物を作るためには機械のグレードを上げるのは当然。もちろん充分に稼いでくれた機械だから早く交換しても惜しくない。それよりもお客様の仕事が目の前にあり、依頼して頂けるのに応えられない体制のほうが失礼だ」との考えで仕事に取り組む姿勢は常に積極的。機械を導入する度に「勝負」という言葉を使う社長の大きな勝負は、お客様が印刷の遅れややりきれない時の手助けにと軽印刷機を導入して下請専門の印刷工場を立ち上げたことだった。現在では、印刷から製本までを受注している。意欲的に事業の拡大を続ける同社の、次の勝負に期待している。