導入事例


株式会社田中印刷

  • 導入製品
    ・紙折機 AF-406T6A(2台), AF-406FT6F紙面検査付(1台), VC-1(2台), AFC-564AKT ・丁合機 VAC-1200 ・筋入れ・ミシン機 CRF-362, VP-53, JM-53, その他 PJ-77 他

『仕事の喜び』を感じる人財づくり・環境づくり、『将来を語り合える』企業づくりを目指します

 株式会社田中印刷様は、昭和25年に京都市伏見区において、初代田中辰雄様が田中印刷所として創業されました。活版による名刺や、伝票を中心としたお仕事からの始まりでした。その後長男満一様が二代目社長に就任され、昭和53年にはフォーム印刷機を導入し、コンピュータ用紙の製造を開始され、平成元年には東京営業所を開設し、平成18年に現社長正雄様が三代目として就任されました。平成23年に現住所南区に帳票印刷専門工場を竣工され、2年後には第二工場を開設し総合印刷から帳票印刷への特化を進められています。営業対象は、民間企業・団体・中央(地方)・官公庁・同業者等とし、近年は伝票通販としてネット受注の拡大も計っておられます。

徹底した品質管理と設備への拘り

 同社はコンピュータ用紙の減少に伴い、単票、特に複写伝票の製造にシフトして来られました。生産設備においては、複写伝票の製造に適した自社開発の自動糊付け機や最新機器を随時導入され、後加工においては従来から手作業工程からの改善を計り、積極的な機械化、省力化で生産効率の高い帳票印刷専門工場を構築されました。またハード面の一方、ソフト面においても、KES・Pマーク・FSC・ISO9001を取得し、社員教育にも充実を計り、より一層の品質向上に努められ、『如何なるユーザー要請にも応えられる企業』を目指しておられます。
  田中社長の設備に対する意欲は、現工場に移転後さらに積極的で、様々な分野で内製化を推進されています。特に品質面には厳しく、弊社の折機や最近増設された多色フォーム印刷機にも両面紙面検査カメラを装備するなど、顧客の信頼は益々高まっています。また、トナー式漢字プリンター・インクジェットプリンターも完備され、QRコード、バーコード等の可変データ印字にも対応されています。更に昨年には受注から発送までのトータル受注のために、第二工場に封入封緘機を導入され、DPS事業の本格的な取り組みを開始されました。
 田中社長の設備に対する積極姿勢は『減少していく印刷需要の厳しい状況下で如何に生き残り、収益を確保する為には効率化を計り、他社より勝った物を構築していくしかない』との熱い思いから来ています。

社員は『人財』働く喜びを

 仕事面に関しては全てに厳しい田中社長ですが、一方社員に関しては理解と思いやりを持たれ、社員同志のコミュニケーション充実のため、他部署間の食事会を度々開かれるなど、社員は“人財”の言葉を常に意識されています。また将来有望な人財発掘のため大学在学中のインターンシップ実習生を受け入れ二週間ほどの実務体験を実施されるなど設備に対する積極姿勢同様と言うよりそれ以上に人の力の重要性を重んじておられます。私共取引業者に対しても同じで、機械に対し厳しいご要望は出されますがその中に気遣いと優しさがあり、日頃から社長の人を大切にされるお人柄がひしひしと伝わってきます。

ホリゾンとの出会い

 同社とホリゾンとのお付き合いは10数年前にミシン機VP-53などの導入が始まりで、その後ブランクがあり、3年前の現工場に移転後、ラウンド紙折機、エアー丁合機、さらに能書折のお仕事に紙面検査装置付の小物折機と員数検査機を、それぞれ複数台導入頂くなど、一気に弊社の機器を設備して頂きました。競合メーカーがある中、弊社の機器を選んで頂いた理由を田中社長にお聞きすると「操作ソフトや設計面においての要望を取り入れてもらい、より使いやすくなった。ホリゾンさんのソフトの強さと、技術スタッフの優秀さを評価した結果の導入」とこの上ないお言葉を頂きました。また弊社に対し「使用者の立場から、今後は、定期的な技術セミナーなどを開催してもらえば情報収集や社員教育にも生かして行けるのでは」とのご要望も頂きました。後加工に対しても積極的に取り組まれる田中社長のご期待に、今後とも応えられるよう努力してまいります。株式会社田中印刷様の益々のご発展をお祈り申し上げます。