導入事例


株式会社山田写真製版所

  • 導入製品
    ・高速無線綴ライン CABS5000(MG-180H+SB-15+HT-100) ・鞍掛け中綴じ折製本システム StitchLiner5500(VAC-180H+ST-40+ACF-30+SPF-30+HTS-30+TB-30) ・ 紙折機 AFC-664AKT+TST-37+MKU-54T, EF-35 ・無線綴機 BQ-460V ・丁合機 VAC-400+SW-20, HAL-4 ・ミシン機 VP-53, JM-53 ・周辺機器 PJ-100(2台)
    【金沢支店】・無線綴機 BQ-270C, ・紙折機:PF-40
    【新潟支店】・紙折機:AF-406A, PF-P330

新世紀へ挑戦する5つの能力『アビリティ』

 株式会社山田写真製版所様の歴史は古く、大正10年に県内唯一の写真製版業者として創業。昭和26年に本社社屋を新築され有限会社 山田写真製版所に改組。以来、写真製版業を中心に事業拡大され平成元年に中小企業庁より合理化モデル工場に指定され、業界初の国指定モデル企業になりました。その後、総合印刷企業として平成11年にオンデマンド事業部を開設され、オンデマンド機を導入。翌年には菊全4色機、菊半裁4色機、菊半裁2色機などのオフセット印刷機を導入。平成14年に本社工場第三別館の完成と同時に加工までの一貫生産を目指し、無線綴じライン、中綴じラインなど製本加工機器を導入されました。平成17年には、日本で2台目の菊全10色印刷機を導入し今日に至ります。

常に時代の最高品質を目指して

 富山県下で最も古い老舗であり、常にその時代の最高品質を目指して邁進してこられた同社は、常に最高クラスの設備を構築され、早くから東京本部、新潟、高岡、金沢と支店を出店、現在では国内10箇所の営業拠点を持っておられます。 また、元々得意分野の製版技術を核として、クライアントの要求を的確にデザインし、印刷・製本加工と一連の流れの中でユーザーニーズに応えられる総合印刷業としての地位を確立。現在も毎年計画的に設備導入されています。タイトルにある「新世紀へ挑戦する5つの能力『アビリティ』」とは、Qualability(肌理をきざむ力)、Creatability(創り出す力)、Productability(生み出す力)Advanceability(進化する力)、Accessability(結びつく力)、この理念が全社員に刻まれており、常に最高の品質を目指しておられます。 同社は、ユーザーニーズに的確に対応できるように、24時間365日、土日も対応し、深夜でも入稿可能、1部から印刷可能、環境に優しい印刷、マーケティング支援など挙げれば限りないほどの企画と支援に力を注がれ、あらゆる面でユーザーの『困った』に対応できる体制を整えておられます。製本加工もその中の一部分を担い、金曜の夜に入稿、月曜の朝に完成納品、などの対応も通常業務として行っておられます。印刷製本のみならず、印刷をきっかけに多方面に発展できるマルチメディア企業として、今後の展開から目が離せません。

ホリゾンとのお付き合い

 同社とホリゾンのお付き合いは平成12年、オフセット印刷機導入当初に、紙折機を導入いただいたことに始まります。2年後の平成14年、本社工場第三別館完成と同時に無線綴ラインCABS5000を筆頭に、菊全判紙折機AFC-664AKT、エアー丁合機VAC-400など、後処理機はほぼトータル的にホリゾン機を採用していただいています。また本社工場以外の金沢支店にはPOD機の導入に合わせて、無線綴機BQ-270Cと紙折機PF-40、新潟支店には菊半裁4色オフセット印刷機導入と共に紙折機AF-406Aの導入をしていただいています。
 同社の本社工場の製本課は現在18名、同課の川原課長に機械を選択する時の条件を伺うと、「『品質が安定すること』『コスト削減に合う機械であること』この2点を重視している。」とお言葉をいただきました。
 また、「小ロットの需要が多い地方都市で、ホリゾン機はセッティング時間が短く小回りが利くことが魅力だ。
 伸びてきた中綴じ加工の中で、特にペラ丁合鞍掛け中綴じシステムのStitchLiner は非常に活躍している。」とお褒めいただきました。
 製本課の川原課長に今後のホリゾンに求める要望をお伺いしました。「まず1番は、新しい製本技術を採用した機械を開発し、提案してもらいたい。次に環境対応の世の中の流れの中で、環境に即した製本機器の開発・提案をお願いしたい。」と、まだまだ現状で満足しておられないことをひしひしと感じました。品質重視の会社方針の中、最終工程を担う製本課の皆様のますますのご活躍を期待しています。