導入事例


株式会社日本名刺印刷

  • 導入製品
    ・中綴じ折製本システム VAC-1000+ST-40 SPF-200L+FC-200L ・無線綴機BQ-480 ・三方断裁機HT-80

1冊から1万冊まで。即日出荷短納期に特化した設備と生産出荷体制

 株式会社日本名刺印刷様は、2009年設立され、今年で創業10周年を迎えられる会社です。2012年から、名刺のオンデマンド印刷に特化したサービスを開始され、名刺1枚から受注し、当日出荷を実現されています。2013年から横浜市中区にてプリントショップ形式の対面型受注ができる実店舗(店舗 名:Print Master)を開店されました。業務内容は、フルサービスの店頭販売、激安のインターネット印刷通販(完全 データ入稿型)、安心の無校正型Web to Print(ご発注者がフォームに入力し自動データ生成されたデータをそのま ま印刷)、印刷通販システムでは対応できないこまやかな案件に対応するB to B受注システム(業者間専用)を運用し、横浜市内に店舗兼工場を2拠点、工場を2拠点、新宿区四谷に店舗工場を1拠点構えておられます。

短納期 オンデマンド印刷を軸に

 プリントショップを運営する同社は、多品種の印刷物、それもほとんどが小ロットかつ短納期のご注文が集まります。オフセット印刷機は一台もなく、トナー機、水性インクジェット機、溶剤インクジェット機、UVインクジェット機を用いた各種のオンデマンド印刷機で対応されています。オンデマンド印刷は、スタッフの技術によって製品の仕上がりが左右されることなく、品質は一定です。工程が少ないため、短時間で対応が可能となり、受注当日に生産、出荷する短納期を強みとしています。

制度を利用し、 中綴じを内製化

 印刷工程は即日出荷体制が整っていましたが、冊子製本については外注してい ました。このため、受注してから外注先に予定を組んでもらい、印刷したものを移動させ、製本加工していただいたあと引き取り、出荷と多くの時間とコストを要していました。「受注当日に冊子を出荷できる体制」を目指すため、当初は卓上折機で折ってから手で丁合し、長いホチキスで針金をとめるなど手作業が多かったのですが、 社員総出でも対応できなくなったそうです。そこで、2016年に小規模企業者向けの割賦制度を利用し、株式会社日本名刺印刷様は、2009年に中綴じ機の導入に踏み切りました。機種選定にあたり、機械に詳しくない女性のパートにも使える、今日初めてきたアルバイトにも操作できるわかりやすい機械、という要望がありました。外注先製本会社や印刷会社からの勧めもあり、ホリゾン製品に決めていただきました。
 A4横長の冊子は、毎度外注先を探すことに苦労していたため、A4横長の冊子に対応できるSPF-200Lを選定。A4判、B5判はもとよりB6判横長やCD用歌詞カードなど小型の中綴じ冊子を中心に、資料印刷など多種の針金綴じの案件に活用されており、日中は当初の目標通り女性のアルバイトスタッフが担当されています。オンデマンド印刷専門である同社にとって「この設備が本当に必要か?」と何度も案じたことがあったそうですが、今では、対応ページ数の増加のため丁合機の増設や、大量部数を短時間で処理するためのラインの増設を検討されるまでに成長されています。

無線綴じの内製化へ

 同社は、無線綴じ製本が必要な場合は、中古の卓上くるみ製本機2台で対応してきましたが、対応しきれずに外注に出して納期がかかるケースが多かったそうです。納期を理由にお客様の依頼を断ることが多くなってきたため、無線綴じ冊子も超短納期を目指し、内製化することになりました。 2018年のものづくり補助金を申請し、無事に採択され、1日に1万冊出荷できることを目指し、ホリゾンの無線綴機BQ-480、三方断裁機HT-80を選択されました。

ホリゾンへの要望

  印刷物のみならず、中綴じ冊子、無線綴じ冊子の即日出荷体制を着々と整えておられる同社に、ホリゾンへのご感想やご要望を伺いました。
「私たちのショップでは、機械をお客様から見える位置に配置しており、オフィスでも使える機械っぽくないカッコ良さが気に入っています。また、わかりやすいマニュアルや操作パネル、トラブルが起きても簡単に調整できる、いつでも電話がつながるサポート体制も安心です。トラブルがあっても、納期も迫っている時でも、安心のメーカーであり続けていただきたいと願っています」嬉しいお言葉に、サポート体制のさらなる充実に努めてまいります。株式会社日本名刺印刷様の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。