導入事例


有限会社 折工房

  • 導入製品
    ・高速無線綴じライン CABS4000(MG-120H+SB-09+HT-80) ・ミシン機 VP-66A

お客様の大切な預かりものを高品質・納期厳守で形にします

 有限会社折工房様の鈴木社長様は、起業されるまで印刷関連の会社に勤務されていましたが、平成13年に独立され、たったお一人、紙折機1台で創業されました。お仕事は、もちろん紙折機を使った折り作業でしたが、ページ折り・仕上げ折りの仕事の延長で、無線綴じ製本も手掛けられるようになりました。無線綴じの仕事には、弊社の6クランプ無線綴じラインSB-06をご導入いただき、順調に業績を伸ばされました。

折り、無線綴じともに仕事量が増え、6クランプ無線綴じラインを9クランプ無線綴じラインCABS4000に更新。拡張に伴って、平成18年1月に現在の社屋に移転され、新工場を竣工されました。
 茨城県内では、プロの製本業者数が少なく6社ほどしかないのですが、そのような1角を担う元気な会社として、日々邁進しておられます。

高品質を実現できる検知器とホリゾン製品

 同社では、無線綴じの仕事として、1ロット10冊から5万冊の仕事を受注し、3,000~5,000冊の仕事を中心に製本をされています。同社のモットーは『印刷物はお客様の大事な預かり物である以上、誠心誠意を込めて形にする』です。そのモットーを実践するために、すべての製品に対して高品質はもちろん、不良本ゼロを目指し、厳しい工程内検査を実施しておられます。製本機械にはCCDカメラを搭載し、ウエイトチェッカーも導入。ミシン機には傾き検知も装備しています。オペレーション中にも、目視による抜き取り検査をこまめに行い、機械と人の目による抜け目ない品質検査をされています。そんな厳しい品質要求が当たり前の同社が、どうしてホリゾン製品を選んだのか、その理由を鈴木社長に伺いました。

 「ワンパスと機械の自動化が大前提で、あとはコストパフォーマンス・多機能性・操作性の3つで選びました。自動化の機械でも、安定性がないと台無しですが、ホリゾンの自動化が一番優れていました。自動化でセット時間が短縮できて、なおかつ安定して稼働できるのがホリゾンの機械でした。不良本ゼロを目指す手段として、検知器とホリゾンの組み合わせが最適だったのですよ」とのお言葉をいただきました。品質管理において、厳しい目をお持ちの社長にホリゾン機を選んでいただき、大変誇らしい気持ちになると同時に、折工房様という社名の通り、折りがメインである同社に、引き続きホリゾンの紙折機に魅力を感じて、採用していただけるように、商品の提案を続けなければならないと気が引き締まる思いです。

機械の保守が生み出す高品質と納期厳守

 同社の特筆すべき慣例として、1週間に一度、使用している機械の清掃とメンテナンスの時間を設けられています。これは、繁忙期でどんなに忙しい時でも欠かさず行っておられることです。「納期遅れは今まで一度もありません。どんな手段を使っても納期は守ります。約束は守ります。品質も約束のひとつです。良いものをつくるということは印刷物を丁寧に扱うこと。製品を丁寧に扱えば、おのずと機械も丁寧に扱いますよ。機械の故障は当然起こるが、ほとんどが未然に防ぐことができる故障で、メンテナンスを疎かにしなければ機械の寿命も当然延びるし、常に安定して稼働してくれます。不良も出ず、機械のトラブルによる納期遅れもありません」と鈴木社長のお言葉。高品質、不良なし、納期厳守の秘訣がよくわかります。この厳しい時代を生き残るために、高品質・低価格はもちろん、それを維持する社内体制を社長、工場長を中心に社員全員で守っておられる姿に感銘を受けました。有限会社折工房様の益々のご発展をお祈り申し上げます。