導入事例


有限会社関製本

  • 導入製品
    ・無線綴機 BQ-460 ・丁合機 HAC-45, VAC-200, TRC-A2 ・紙折機 AFC-544AKT+PST-40, PF-38 ・ミシン機 VP-66 ・綴じ機 ECH-25/40, SPF-8

効率的な機械設備と、小ロット・短納期対応で業績アップ

 有限会社 関製本様の関社長は、神奈川県の商業・工業中心都市である横浜市の製本・印刷会社で勤務し、伝票製本の作業ノウハウを修行されました。その後、昭和39年に横浜市で製本業を創業。商業印刷の端物伝票製本主体の仕事が中心でしたが、関社長の先見性から、これからは頁物にも取り組もうと決断し、その時代の最新設備を意欲的に導入されました。現在は、製本の仕事は何でもこなせる即納体制が整い、効率的な生産体制を確立されています。

定期的な設備増強でお客様の要望に応える

 同社と、弊社とのお付き合いは、展示会場でアジロ二つ折機AF-47と自動丁合機AC-10Wをご覧になり、即決でご購入いただいたのが始まりで、かれこれ30年以上のお付き合いになります。創業当時の仕事内容は伝票製本が主体で、断裁機と伝票丁合機などを設備していました。その後、小ロットの製本と、短納期仕上げに取り組むという社長方針により、無線綴機BQ-110Ⅱを導入していただき、軽印刷の頁物製本を手掛けられるようになりました。徐々に無線綴じ製本の仕事が増えてくる中、社長は「これからは頁物の時代になる」と予見。設備投資も高能率の機械へと力を注がれるようになりました。現在では無線綴機は、5代目の無線綴機BQ-460、紙折機は5代目のAFC-544AKT、伝票丁合機は3代目のTRC-A2、丁合機は4代目のコロ給紙丁合機HAC-45とエアー給紙丁合機VAC-200が活躍しています。仕事や受注の発展に伴い、定期的に機械設備の増強をはかることで、お客様の幅広い要望に応えられるように努められています。

川の流れのような絶妙な機械配置

 同社は、軽印刷の頁物製本以外にも、10年以上前からオンデマンド印刷の製本にもいち早く取り組み、多品種小ロットの製本加工に積極的でした。製本の仕事は、納期が厳しい場合が多いため、機械化することによって手作業の時間を減らし、納期短縮を追及されています。また、最小限の人数で作業することで人件費を削減し、コストを抑える努力をされています。そしてさらなる同社の特長は、伝票物も頁物も、短納期で効率よく仕上げる努力の形跡が、工場内の随所に見受けられることです。印刷物が入ってくれば、仕上げ工程まで流れ作業ができるように絶妙なレイアウトで機械が設置されています。そのため、無駄な作業が発生せず、川の流れのようにスピーディーに仕事が仕上がっていきます。

小ロットの製本加工は大歓迎

 印刷会社からの小部数・短納期のオンデマンド要求に、製本会社としてどのような対応をしていくべきなのか、関社長の方針を伺いました。「製本会社は、顧客ニーズに応えてオフセットとオンデマンドの印刷物それぞれに対応しなければならないと思う。そして小ロット・多品種・短納期などの対応力と、時代の流れや市場ニーズに沿った製本サービスの提供が必要とされている。そんな中で、弊社では小ロット印刷物をミスなく早く綺麗に納品すること、オフセットでもオンデマンドでも、仕事は絶対に断らない、ということを念頭において仕事をしている。小ロット物の製本加工は、いつでも大歓迎で引き受けます。」と力強く話されました。
関社長が、今後のホリゾンに期待していることは「現在使用している機械に不満はないが、今後はもっと単純で、ますます利便性の高い機械の開発を期待している。」と話されていました。
社長の期待に応えられるように弊社からは、誰でも直観的に操作できる易しさと、小回りの利く効率の良さを兼ね備えた製本機器のラインアップをご提案していく所存です。有限会社 関製本様のますますのご繁栄をお祈りいたします。