導入事例


株式会社千葉印刷

  • 導入製品
    ・丁合機 HAC-45, VAC-100 ・無線綴機 BQ-450 ・中綴じ製本システム VAC-200+ST-40+SPF-200A+FC-200A ・綴じ機 SP-1 ・紙折機 AFC-566FKT+PST-40 ・ミシン機 VP-53+JM-53 ・周辺機器 MF-1, GM-5

印刷・加工は、異業種とのコラボレーション。お客様と一緒に創り上げるもの。

 株式会社千葉印刷様は昭和40年に先代社長が孔版印刷機1台・タイプ2台・断裁機1台から創業されました。昭和53年に現社長である柳川社長が経営を引き継ぎ、着実に事業規模を拡大されてきました。平成14年には、現在の地下1階、地上5階の社屋に移転。平成16年に菊半の5色印刷機を導入。まさに渋谷のど真ん中で、プリプレスからポストプレスまで一貫生産体制を整え、あらゆる印刷物を受注されています。

顧客の要望に応える

 会社草創期から「問い合わせがあった仕事は全て行う。要望には、とことん応えていく」という信条を掲げ、全社員挙げて仕事に取り組む姿勢は現在も変わりません。そんな同社が製本部門を立ち上げたのは顧客からの品質・納期などの厳しい要望に応えるためでした。昭和62年に、弊社の無線綴機BQ-440と頁物丁合機AC-4800を導入していただき、それから弊社とのお付き合いが始まりました。

省力化への取り組み

 同社の製本部門は、主に男性1名・女性2名の計3名で、菊半5色機・菊半単色機・軽オフ2台、そしてオンデマンドカラープリンターから印刷出力されたものを、折り・丁合・無線綴じ・中綴じ・ミシン加工など弊社商品で全てをこなされています。少人数でこれだけ多品種の仕事をこなすコツを柳川社長に伺いました。設備投資で一番に考えることは『仕事の溜まる箇所の機械化をできるか』ということです。その溜まっている部分の省力化を図ることによって、納期も早くなりミスも少なくなります。それが会社の競争力にもなります。また、オンデマンドの可変データで印刷内容が個々に変わるのように、社員の配置も仕事状況に応じてオンデマンドの可変のように柔軟に動けるようにし、迅速に対応できるようにしています。最近のホリゾンの機械は、自動化されていて使いやすく生産効率も上がりますし、処理速度も速いので生産性も上がります。仕事の状況が刻々と変わっていきますが、ホリゾン商品ならそれに十分対応できるし、当社にとっては実に合っていますね。」と答えていただきました。
 2008年には『小スペース・小人数で生産効率が高いモデルケース』としてアフリカ生産性向上活動視察団が同社の工場見学を行いました。視察団のメンバーは様々な異業種の経営者達でしたが、柳川社長との懇談の場では活発で建設的な意見交換もあり、同社の生産効率に優れた仕事ぶりは遠くアフリカの空の下でも、お手本になっていることでしょう。今年2010年7月には、2008年とは異なるメンバーで2度目の視察団の見学が予定されています。

異業種とのコラボレーション

 「昔はただ印刷・加工して納品だけで仕事が成り立っていました。しかし現在は、弊社の印刷・加工の多くが異業種とのコラボレーションで成り立っています。ですので印刷と全く関係のない作業でも要望があればノウハウがなくてもお応えしています。お客様と一緒に商品を創りあげるんですね。『音響と印刷』や『照明と印刷』のコラボレーションなど面白いのは数多くありますが、例えば『アパレル業・生花業と印刷』というコラボレーションでは、実際に花の種の袋詰め作業もしましたよ。なぜそんなことまでしているのか?と実際に見た人は疑問だったでしょう。でもそこにはお客様の望むベストな物が必ず見つかります。そして自然に信頼関係も築けます。だから何でもやってみるのです。製本加工で壁にぶつかった時にはホリゾンによく相談しますが、しっかりサポートをしてくれるから、心強い大切なパートナーですよ。」 と柳川社長はおっしゃいます。
 同社は2008年にJaGra作品展・宣伝印刷部門で『経済産業大臣賞』を受賞されました。それは、思いもつかない数々の経験が生かされたからこその受賞だと感じます。
社長に弊社への要望を伺いますと「ホリゾンにはこれからも我々が悩んでいることを吸い上げて、高い生産性と優れた操作性を兼ね揃えた商品を作ってほしいですね。」 とホリゾン商品への期待を語っていただきました。株式会社千葉印刷様のますますのご繁栄をお祈りいたします。