THINK SMART FACTORY 2019 IN KYOTO
ご来場ありがとうございました


 

2019 年11 月11 日~13 日、京都みやこめっせで、「THINK SMART FACTORY 2019 IN KYOTO」を開催しました。受発注から印刷までの仕組み・印刷から製本までの仕組み・製本からデリバリーまでの仕組みをワークフローで繋ぎ、「SMART FACTORY」の実現に向けた協賛各社のコラボレーション展示を行いました。3 日間の会期中に、国内外から3,000 名を超えるお客様にご来場いただき、盛況のうちに終えることができましたことを、深く感謝申し上げます。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 / ダックエンジニアリング株式会社 / 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 / 株式会社グーフ / 株式会社日本HP / Hunkeler AG / 株式会社JSPIRITS / コニカミノルタジャパン株式会社 / 株式会社レゾロジック / リコージャパン株式会社 / リョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社 / 株式会社SCREEN グラフィックソリューションズ / TECNAU協賛各社14 社で、メーカーの枠組みを超えた展示会を開催しました。

メインステージプレゼンテーション

印刷の仕上がり毎に異なる印刷製造ラインを、連携する各社の「見どころインタビュー」をライブ形式で行い、9種類、全19回のプレゼンテーションを行いました。 また、逐次通訳の実施で海外のお客様にも内容を理解していただけました。

スマートファクトリーゾーン

スマートファクトリーゾーンでは、3日間で国内、国外の最新情報を同時通訳で発信する17のセッションを行いました。多くのセッションが、定員の150名をオーバーする盛況ぶりでした。

ホリゾン注目の新商品

三方断裁機 iCE TRIMMER HT-300

新製品「iCE TRIMMER HT-300」を発表しました。HT-300は、冊子の厚み自動測定機能など、自動化を促進する新たな機能が加わり、最高処理速度は、時間300サイクルを実現しています。また、回転テーブルは冊子を 90度ずつ回転させるだけではなく、任意の角度に回転させることができるため、通常の三方断裁に加えて小口側の角を斜めに断裁することが可能になりました。

JDF ワークフローシステムiCE LiNK

製本工程の自動化を実現する次世代型ワークフローシステム「iCE LiNK」を参考出品しました。「iCE LiNK」は、クラウドを利用して複数の機器を一元管理し、機器の稼働状況をリアルタイムに確認できるとともに、情報の取得や分 析が可能なソフトウェアです。人員配置と機械稼働を最適化するためのアシストを行うことで効率的な生産計画が可能になります。

THINK SMART FACTORY会場でご提案した製造ラインのご紹介

シートカット連動無線綴じ製本ライン

判型とページ数の異なる無線綴じ製本仕上げの受注情報を、JスピリッツのMISプリントサピエンスからひとつの作業情報として発行し、コニカミノルタの29インチ枚葉UVインクジェット印刷機AccurioJet KM-1で印刷、ホリゾンのシートカット装置SmartStacker でページ毎にカット。無線綴じ製本機BQ-480で無線綴じ製本を行い、三方断裁機HT-1000V でバリアブル断裁を行う製造ライン。

ロール給紙高速無線綴じ製本ライン

富士ゼロックスの工程管理システムProduction Cockpitでグルーピングされたジョブデータは、本身印刷を行う11000 InkJet Pressと、表紙印刷を行うIridesse Production Pressに自動的に振り分けられ印刷。本身印刷されたロール紙は、ニアライン連携で太陽機械製作所製のブックブロックスタッカーで、1 冊毎のブックブロックに集積されホリゾンのSmart Binding System の無線綴じ機SB-09VFで表紙と合わされ、HT-1000Vで判型に応じたバリアブル断裁を行う製造ライン。

インクジェット連帳インライン無線綴じ製本ライン

Hunkeler UW6から給紙されたロール紙を、スクリーンのロール式高速フルカラーインクジェット印刷機Trupress Jet520NXで本身を印刷し、Hunkeler CS8でカット、インライン接続されたホリゾンの無線綴じ製本システム Smart Binding Systemで、RICOH Pro C7210Sシリーズで印刷した表紙と合わせて無線綴じ製本を行うフルインラインシステム。システム途中には印刷画像をチェックしエラー時はリジェクトする機能も搭載。

ロール給紙中綴じ製本ライン

キヤノンのOcé ProStream 1000と、RICOH Pro VC70000で印刷されたロールが、TECNAU u9から給紙、TECNAUc20でシートカットされ、ホリゾンのStitchLiner 6000 Digitalで、中綴じ製本を行う製造ライン。 StitchLiner 6000 Digital には、ナガノ機械の断裁寸法検査装置が接続され、落丁や角折れなどの不良品を途中で排出することが可能。自動で帯掛けされた最終成果物は、リコーインダストリー無人搬送車M2で中間集荷場まで運ばれるところまでを提案するデリバリーに注目したシステム。

枚葉中綴じ製本ライン①

RMGTの枚葉オフセット印刷機RMGT9シリーズの印刷給紙部でQRコードを印刷し、紙一枚毎に識別番号を付与。品質検査装置PQS-DでQRコードの情報を元にOKシートと、NGシートの情報を追加し、印刷完了後にiCE LiNK にOKシートかNGシートかの情報を送信。デリバリー部に積載された印刷物はNipper社製AGVでホリゾンのFoldLinerへ自動搬送し中綴じ製本を行う。NGシートはリジェクトする機能を備えており、オフセット印刷との連携で効率化を実現するシステム。

枚葉中綴じ製本ライン②

スクリーンのワークフローソリューションEQUIOSで、A4横方向を見開きで配置した(ランドスケープタイプ)PDFデータと、JDFデータをコニカミノルタAccurioPressC6100 に送信。自動両面長尺印刷を行い、ホリゾンのStitchLiner MarkIII で中綴じ製本を行うワークフローの中で稼働する標準機を紹介。

ロール給紙折加工ライン

スクリーンのロール式高速フルカラーインクジェット印刷機Truepress Jet520HD AD で印刷したロール紙をHunkeler UW6 から給紙し、Hunkeler CS6-HSでシートにして、ホリゾンの紙折機 AFV-566DF、TV-564Fで折 り加工を行うDM の効率的生産に向けたシステム。

枚葉デジタルインラインカットシステム

RICOH Total Flow BatchBuilder が、ジョブ毎の用紙種類や用紙サイズ、後工程の種類や、生産性を考慮して、自動でグルーピングしたデータを、RICOH Pro C7210S で印刷。RICOH Pro C7210S には、世界初のお披露 目となるホリゾンのSmartSlitterがインライン接続され、カードやチケットなどの生産が一気通貫で行える省力化を提案するシステム。

ロボットシステム連動 枚葉デジタル無線綴じ製本ライン

レゾロジックのEdition PriBiz で受注したジョブデータを、キヤノンの工程管理支援システム「キヤノンプロダクションプリントフローマネージャー」 PPFM が受け取り、キヤノンimagePRESS C910、そしてOcé varioPrint140にジョブを投げ分ける。印刷後はホリゾンのオフラインフィーダHOF-400に積載し、1冊毎のブックブロックを作成。 このブックブロックを協働ロボットが掴み、無線綴じ製本機BQ-270V へ投入し、表紙と合わせて無線綴じ製本が行われ、最後 はインライン接続された三方断裁機HT-300 を経由して最終成果物が完成する製造ライン。