常に「創造力」を働かせ、顧客ニーズに対応した「ものづくり」を行うこと。それが、ホリゾングループが掲げる基本理念です。私たちは、より付加価値の高い商品を提供するため、「製品づくりは折り目正しく、発想や挑戦は自由奔放に」という信念のもと、商品の企画から基礎研究、開発、製造、販売のすべてを社内で一貫して手がけてきました。創業以来、脈々と培われてきた「技術力」、そして部品や生産機械の多くを内作する「製造力」、この2つの強みが当社のものづくりの原点となっています。より付加価値の高い製品を提供するため、企画・開発から設計、製造、販売に至るまで、すべてを社内で一貫して手掛けるのがホリゾングループの基本です。営業が現場で拾い上げた顧客の声を開発にフィードバックし、開発・設計・製造までを一気通貫で行い、早期に市場へ製品を投入するサイクルで、市場のトップシェアを守り続けています。
大型立体倉庫からの材料自動供給、ガトリングプレスや金型による打ち抜き、レーザー切断による部品の切り出し、ロボットによる自動曲げ、そして溶接まで、最新鋭の設備を導入し板金加工の自動化を実現しています。
大型機械加工FMS(Flexible Manufacturing System)は、加工機と大型立体倉庫が連動し、材料を段取りすれば自動で部品加工が行えるシステムです。設備が自動で加工することで24時間体制での生産が可能です。生産ラインを構築するために必要な治具設計・加工プログラムの作成は、生産技術力を活かして内製化し、高精度で耐久性のある部品加工を行っています。
従来の溶剤塗料による塗装から、粉体塗装に転換し、強い塗膜による防錆力の向上を実現しています。亜鉛皮膜による前処理からレシプロロボットによる塗装、乾燥、完成までを連続コンベヤで流すことで効率の良い生産を行っています。
さまざまな部門で生産された部品は、組立ラインに運搬され1台毎に組み立てられます。人の手による組立工程では、組み立てやすい環境の整備が重要になります。技術的な改善要望などの改善点をすぐに開発へフィードバックし反映できるのが「社内一貫生産」の強みです。また多能工化を進め、生産負荷の変動にも対応しています。
耐久性の要求される機構部品には、無電解ニッケルメッキを施すことで強度を高めています。メッキ工程で発生する廃液は、自然豊かな琵琶湖の環境負荷低減を推進するため、厳しい管理基準を設けた廃液処理設備で処理を行っています。
デザイン性や軽量化が要求される部品は、プラスチック成形技術を活用して生産します。最大1300tの射出成形機により大型商品のカバー等も内製化でき、金型設計・加工から射出成形まで社内設備で行っています。
商品の心臓部ともいえるプリント基板は、回路設計・プログラミングから実装までを社内で一貫して行い、徹底した品質管理のもとで製造を行っています。また、商品の各ユニットを正常に作動させるための電気経路となる束線やケーブル加工品においても設計から製造までを社内で行っています。
EMC指令(ヨーロッパの電波障害防止のための法令)の基準をクリアするために、商品内部の電波発生源を特定し、総量として強度を基準数値内におさめる必要があります。最先端の電波暗室を完備し、いつでも数値の測定が行え、商品開発にダイレクトに反映させることができます。
ヨーロッパ統一安全規格の「CEマーキング」、ドイツの「GS」、アメリカの「UL」やカナダの「CSA」など安全規格認定のため、環境試験室では、機械の耐湿試験や静電気試験など各種の試験を行っています。さまざまな試験に合格した安全規格認定済みの商品を輸出しています。
商品に付属する取扱説明書や商品を修理するときに使用するサービスマ ニュアル、商品を構成する全部品が記載されたパーツブックなどを社内で制作しています。日本語マニュアルだけでなく、英語マニュアルも作成しており、商品の出荷に合わせて、原稿作成から翻訳、イラスト作成、編集、印刷、製本までを一貫して行っています。
製本作業には、固形のりやワイヤー(ホッチキスの芯)などのさまざまな消耗品が必要です。また長年使っている機械は部品の破損や故障が起こりやすくなります。機械のトラブルでお客様にご迷惑をお掛けしないために、びわこ工場では20,000点以上の保守部品を立体倉庫で管理しており、消耗品や補修パーツを即日出荷する体制が整っています。
最先端技術を追求することで生まれた数々のオリジナル商品は、国内はもとより世界100か国のお客様から高く評価され、情報文化の発展に幅広く貢献しています。新しく市場投入するホリゾン商品は、さまざまな展示会で発表しています。国内では、全国各地で開催される産業機器展への出展や、ホリゾン独自のプライベートショーも開催、出展を行います。海外では、欧米を中心とした国際的なトレードショーへの出展や、アジア、中南米、アフリカといった新興国への進出にも積極的に取り組んでいます。世界中で開催されている展示会はセールスだけでなく、市場の新たな動向やお客様のニーズを理解する為の大切な場でもあります。お客様の貴重なご意見は、フィードバックを行い、商品改善・バージョンアップに努めています。