導入事例


有限会社ミフジ印刷

  • 導入製品
    ・紙折機AFC-566FKT・丁合機VAC-300・中綴じ折製本システム SPF-200Aライン・無線綴機BQ-460・無線綴機BQ-280PUR

『Good footwork MIFUJI』 ~お客様のニーズに合わせた多種多様なサービス展開へ~

 有限会社ミフジ印刷様は、三重県津市で、1976年(昭和51年)に創業され今年で、創業44年を迎えられる企業です。現代表取締役の下里義治様が、二代目となります。ハイデルベルクとRYOBIの単色印刷機で印刷専業で開業。当時はお父様とお母様のお二人だけで切り盛りをされておられたとのことです。創業から8年後、義治様が27歳の時に事業を継承されました。そして、平成17年に法人化され代表取締役に就任されました。積極的な設備投資で、順調に事業を拡大されている三重県を代表する印刷会社です。

製本の仕事を引き受けてもらえない

 下里義治様が、2代目を就任された当時、三重県内には製本会社が少なく、一部の製本会社へ仕事が集中していたことから、希望の納期に応えてもらえないことが多々あったそうです。大都市の大きな製本会社に依頼しても、駆け出しの印刷会社からの仕事は引き受けてもらえなかったため、知り合いの印刷会社が持っておられた製本機を、業務時間外に借りて製本作業を行い、納期に間に合わされていたそうで、大変なご苦労をされていました。
 そこで、製本工程を内製化し、自社内で一貫した生産ラインを構築することを決意され、製本設備に注力されるようになりました。「製本作業の依頼先がない、仕事を引き受けてもらえない、という過去の大変な出来事がなければ、他の印刷会社と同じように今でも製本作業は外注に出して、製本という業種に後れを取っていたかもしれない。苦労した経験から、製本の内製化を考え、結果として効率よく仕事ができ、短納期対応もできるようになった」と、下里様は当時を振り返ってくださいました。『来た仕事は断らない』の精神で、印刷作業、製本作業へと心血を注いでこられた現在では、4色機3台と、両面単色機、片面単色のオフセット印刷機と、オンデマンド印刷機を巧みに使い分けられ、顧客の要望に柔軟に対応できる生産体制を構築しておられます。無線綴じ、中綴じ、折りといった製本工程では、全てホリゾン機をご使用いただいており、小ロット、短納期でも小回りの利いた対応ができる受注形態を強みとしておられます。

順調な製本設備増強と新たなサービス展開へ

 同社とホリゾンのお付き合いは、10段タイプの自動丁合機AC-10を導入していただいたことから始まりました。前述の時間外に、製本機を借りて納期に間に合わせたという製本機が、実はホリゾン製で作業性の良さを、すでにご理解いただいていたそうです。そこで、ホリゾンの丁合機からご導入いただき、作業の効率化を図られました。
 当時、無線綴じや、中綴じは手作業で行われていたのですが、仕事量の増加と短納期に対応するため、無線綴機と、中綴じ機を設備することを決意されました。その後、機械は徐々に更新され、現在はホリゾンの最新機種を多数設備していただいています。 

 2019年には、ものづくり補助金に採択され、PUR対応無線綴機BQ-280PURを導入していただきました。PUR対応無線綴機BQ-280PURを導入された目的を下里様に伺いました。「手帳や、書籍の多くに糸かがり製本が使われているが、代わりにPUR製本を提案していきたい。一般的に工数が多く、納期・コストがかかると言われる糸かがりの短所をPUR製本でカバーし、ビジネス展開していきたい」と、おっしゃる下里様の言葉からわかる通り、同社は、常に新しいビジネスを見据えておられます。
 下里様にホリゾン製品の魅力をお伺いしました。「ホリゾンの製本機は、タッチパネルから入力するだけで、機械が自動調整してくれるという人を選ばない操作性が魅力です。品質も申し分なく、導入して非常に満足しています。国内で機械や部品を生産しているから、アフター部品の供給も迅速です。サービスマン一人ひとりの技術力にも感心しています」と、大変うれしいお言葉をいただきました。今後もご期待に沿えるよう全力を注いでまいります。
 下里様を始めとした合計10名という少数精鋭の社員の皆様で、順調に事業拡大されているミフジ印刷様は、常に、新しいサービスや商品開発に試行錯誤されていらっしゃるので、今後の事業展開も非常に楽しみです。お客様のニーズに合わせたサービスを展開していくために、正社員、パートの方一丸の『ONE TEAM』で、仕事に取り組んでおられるミフジ印刷様の今後のますますのご発展をお祈りいたします。