導入事例


レタープレス株式会社

  • 導入製品
    ・鞍掛中綴じ製本システム StitchLiner5500 ・中綴じ製本システム VAC-200+ST-40+SPF-20A+HP-20A+FC-20A ・無線綴機 BQ-460, SB-06, BQ-55 ・断裁機 HT-70 ・上製本システム HCP-1 / HCM-1

変化の激しい今だからこそ、素早い対応とニーズに即した「ワンストップサービス」

 レタープレス株式会社様は、明治30年、広島市塩屋町12番地において増田兄弟活版所(代表者・増田直吉様)としてスタートされました。戦災により工場が焼失してしまいましたが、昭和24年に再建。昭和29年に株式会社増田兄弟活版所より分離し、大学論文印刷研究所(代表者・増田訓清様)を創設。昭和31年11月に広島市十日市町二丁目に大学印刷株式会社を設立。昭和37年には、三重県立大学紀要の天皇陛下御採集品に関する論文を印刷するなど、順調に事業規模を拡大されてきました。昭和63年8月に現在の住所に新築・移転をされ、平成10年6月に社名をレタープレス株式会社に変更されました。

デジタルコミュニケーションを標榜する企業

 同社は、組版から印刷、製本、発送までフル内製化した「ワンストップサービス」を提供し、小ロット・短納期に強く、多種目にわたる印刷物に対応しています。同社は、明治30年の創業以来、常に積極的に先端技術を導入され、その設備とともに企画・デザインといったクリエイティブな面でも高い評価を受けておられます。また、情報サービスや電子出版物などの従来の印刷の枠を超えて、電子ジャーナル化に対応した情報産業として成長されています。その先進技術と、企画力、行動力、そしてクリエイティブな感性を持ったヒューマンパワーの両輪を備えた企業として、常にクオリティの高い製品を提供されています。

価値ある学会誌を提供するニュープリンティングシステム

 冊子制作が得意分野である同社は、特に学会誌制作においては全国でもトップクラスの技術力を持っています。全国の各種学会支援業務を行われており、独自の学会専用対応システムを活用されています。またXMLデータを利用した自動組版でレイアウトを忠実に再現され、J-STAGEの全文HTML公開へのアップロードにも対応しています。またデータの保管・管理や全国発送システムを確立されており、各学会のサポート業務を一手に引き受けておられます。

感性と創造力を「カタチ」にする最終工程、製本加工

 同社は、今まで主に菊全の印刷機で印刷、そして紙折り、折丁から中綴じ製本または、無線綴じ製本をを行っておられました。しかし時代の流れから「『小ロット・多品種で、よりスピーディーかつクオリティの高いもの』が生産できる体制への変化が必要」と増田社長はおっしゃいます。そこで、昭和63年に現在の社屋に移転されたのをきっかけに、菊全の印刷機を菊半の印刷機へと入れ替えされました。それに合わせて、製本部門ではペラ丁合で処理のできる弊社の中綴機と無線綴機を導入していただきました。中でも、ペラ丁合鞍掛け中綴じシステムStitchLiner5500は、広島県下でいち早く導入を決めていただきました。
 「地方の人材採用では、パート・アルバイトの方が多く集まります。特別な知識のない方でも簡単に使いこなせるStitchLiner5500やBQ-460などの自動機を使うことで、お客様から求められていた小ロットで多品種の仕事に効率よく対応できるようになったんです。今では小ロット・多品種が得意分野になりましたよ」とは社長のお言葉です。

100年の歴史が物語る 信頼と実績

 アナログからデジタルまで、マルチメディアの総合提案ができる印刷会社へと着実な歩みを見せる同社。アウトソーシング分野でも力を発揮し、お客様の商品の在庫管理や、チラシ・DMなどの封入発送業務も手がけ、事業拡大はとどまるところを知りません。
 「『印刷会社』という枠を超えた、幅広い分野から様々なニーズに対応して、目まぐるしく変化する時代の流れに常に注目しているという姿勢が、レタープレスの自信です」と社長はおっしゃいます。社長のお言葉からは、明治30年から100年もの歴史を誇る同社のポリシーが感じられます。レタープレス株式会社様のますますの発展が期待されます。