導入事例


株式会社 サンエープリント

  • 導入製品
    ・鞍掛け中綴じ製本システム StitchLiner5500 ・紙折機 AF-764AKL+PSX-56, AFC-566FKT+PST-40, AF-406T6F ・ミシン機 VP-66

全社をあげて一貫した品質管理で、お客様の目標を共に目指します

 株式会社サンエープリント様は昭和61年2月に水島起雄社長が菊半4色機と2色機を導入して創業されました。順調に事業規模を拡大され、平成26年には本社工場を新築とともに、菊全判ハイブリッドUV印刷機を導入されました。同社は、商業印刷物の印刷、加工、ポスター、POP製品など幅広く営業展開し、大ロットから多品種小ロットの製品、データの入稿から製品の納入まで、一貫して社内で対応するシステムを確立されています。また、FSC-COC認証、プライバシーマーク、ジャパンカラー認証などの認証制度も取得して企業価値を高め、順調に事業規模を拡大されています。

ワンストップサービスで顧客満足度の向上を目指す

 同社では、印刷後、社内で加工できない製品の場合、協力会社に依頼します。その際、積載量の大きい車両手配が必要なときや、車両確保のコスト、輸送工程の時間的ロス等が課題となっていました。そこで『後工程も含めたワンストップサービスを確立することでコストを排除し、迅速に製品をお客様に提供して、顧客の満足度向上を、会社の強みにしたい』という考えのもと、平成10年に製本工場を新設されました。
 製本工場が稼働するなか、平成17年にポストプレス設備の充実を図ることになりました。中綴機の導入には、折丁鞍がけタイプを検討されていましたが、工場内のスペース不足から断念。そんな中でホリゾン製のペラ丁合鞍掛け中綴じ製本システムStitchLiner5500の存在を知り、折機を使用しない構造、省スペースで中綴じ機を設置できるメリットの大きさから導入を決定。同時に、菊半裁紙折機AFC-546AKTを導入していただきました。「今までは、折り加工する場合、手動での調整部分が非常に多く、二つ折りでもセットに時間がかかっていた。ホリゾンの紙折機導入後は自動調整される部分が多く、セット時間が短縮でき、製本業務を始めてから日の浅い社員でもベテラン社員と同等レベルの製品を生産できるようになった。高速で運転しても折りズレ等の不良が少なく、ロット数の大きい仕事では助かっている。1日あたりの生産数が上昇し、折り工程での主力機種になった」と高評価をいただきました。

 これをきっかけに、ホリゾン製品に対して信頼感を持っていただき、昨年には、菊全判自動紙折機AF-764AKL、四六半裁判全自動紙折機AFC-566FKT、全自動ミニ折機AF-406T6F、プレススタッカーPSX-56・PST-40、ミシン機VP-66を導入していただきました。「導入した機械は生産性の向上、品質の向上に大いに貢献しており、外注に依頼していた複雑な折り加工も内製化できるようになってきた。将来的に、中綴機の入れ替えもホリゾン製を考えていきたい」とありがたいお言葉をいただきました。

アフターサービスの迅速さを信頼

 印刷現場では、印刷機の修理を依頼してから修理にくるまでに、2~3日かかる場合があるそうですが、弊社のアフターサービスには大変信頼をいただいているようです。「ホリゾンさんの場合は早ければ当日、遅くとも翌日には修理に来てもらえるので、加工スケジュールの組み直しが少なく非常に助かる。修理以外にも普段のオペレーション上で、不明な点などの質問にも快く答えてもらえて、オペレーターのスキルアップにも役立っている」とのこと。

 今後の弊社に期待することを伺いました。「ホリゾンさんには『インラインでどこまでの作業を自動化できるのか』を極めてもらいたい。加工現場では機械が自動化され生産能力も向上したが、手動作業も多く存在する。手動部分を機械化して効率を高めていくという課題は、製造業にとって 永遠のテーマだが、ホリゾンさんの今後の展開を期待している。また、製本オペレーターを対象にしたメーカー主催の勉強会を開催してほしい。アフターフォローは定評があるとは思うが、オペレーターの視点に立ったフォローも検討してもらいたい」お客様のご期待に応えられるように弊社も努力を惜しまない所存です。株式会社サンエープリント様のますますのご発展をお祈りいたします。