導入事例


アズビル株式会社

  • 導入製品
    ・紙折機 PF-38 ・丁合機 HAC-60 ・無線綴機 BQ-270C(2台) ・断裁機 APC-61Ⅱ, APC-T61 ・周辺機器 PJ-88, CP-20

印刷から製本、在庫管理、配送まで一貫処理し、効率的生産を実現。

 アズビル株式会社様は、1906年12月に山口武彦氏が欧米工作機械類を輸入・販売する会社『山武商会』として創業。その後、中国やタイ、フィリピン、インドネシア、シンガポールなど海外にも会社を設立するなどグローバルな事業展開をされています。1998年に『株式会社山武』に社名変更。2006年には100周年を機に新たなグループ理念とシンボル『azbil』を制定。また、2012年4月からは株式会社山武から『アズビル株式会社』と社名を変更し、より一層の発展が期待されます。

人を中心としたオートメーション

 アズビル株式会社様およびazbilグループは、『人を中心としたオートメーション』というグループ理念を掲げ"計測と制御"の技術を活用し、人々の安心・快適・達成感の実現と、地球環境への貢献を目指しておられます。業務内容は多岐にわたり、それぞれの分野において、企画・開発から販売・メンテナンスまで、お客様ニーズに迅速に対応する一貫体制で事業展開されています。同社の制御機器関連製品であるマイクロスイッチやセンサーなどは、ホリゾンの一部の製本機器に組み込まれており、同社は弊社の生産現場にとって、大切な取引先となっています。

一貫オペレーションのメリット

 同社のドキュメント・プロダクション部では、製品やサービスで使用するスペックシートや取扱説明書などの印刷・製本を行っています。制作も含めて基本的に社内でドキュメントを作成し、印刷から製本、在庫管理、配送まで一貫してオペレーションされています。社内で全ての工程を行うことで、販売時期にマッチしたドキュメント類が供給できる、納期が短縮できる、在庫を減らす、製品等の情報漏れを防ぐ等のメリットがあります。同社では、これらの仕事を処理できる仕組み作りや設備投資、社員教育など、社内全体のレベルアップにも重点を置かれています。設備には地震対策が施され、安全にも配慮されています。

より操作性の高い機械を求めて

 今まで同社では、ドキュメント類をオフセット印刷機で印刷し、弊社丁合機HAC-60で丁合、無線綴機BQ-440で製本して、断裁機APC-T61で仕上げ断裁が行われていました。
2011年に伊勢原市から秦野市への移転を機に、もともと2台あったオンデマンドデジタルプリンターに加えて、更に1台導入しオンデマンド体制を強化。製本に関しては、より操作が簡単で高品質な仕上がりのBQ-270Cを2台とAPC-61Ⅱを導入していただきました。再びホリゾン機を導入していただいた理由は、長年にわたるホリゾン製品への信頼と、しっかりしたアフターフォローが決め手となったようです。
 新しい機器を導入後の製本現場では、今まで製本作業をしていなかった人が中心となって作業をされています。従来機からオペレーターをしている方からは、「設定がカラータッチパネル上でできて、今までよりも作業がし易くなった。初めて製本機を使う人でも問題なく使えている。今までの機械ではあり得なかった。」と喜んでいただいております。また、横のりがうまく盛れず苦労した従来機ですが、BQ-270Cはきれいに横のりを塗布できるので、品質の向上にもつながっています。しかし、オペレーターの方の中には、「適正な品質の製本をする上で、マニュアルに記載されていないような経験則に頼る部分がまだある。」ともおっしゃっており、経験が無くても、常に高品質な製本ができる機種の開発や、きめ細やかなアフターフォローが必要だと実感しました。
 新社名となったアズビル株式会社様の、今後ますますのご発展を心よりお祈りいたします。