導入事例


国永紙業株式会社

  • 導入製品
    ・菊判4切対応ミシン機VP-53(1台) ・菊判半裁対応ミシン機VP-66(3台)

品質の顧客満足度100%を目指す!

 今回は、東京都江東区大島の国永紙業株式会社様をお訪ねしました。昭和36年11月に文京区で設立され、当時は新聞を刷る輪転紙から出る必要のない部分の白損紙を回収する業務からご商売をスタートされました。

近年は、情報用紙(プリンター・コピー用紙)の加工に特化しており、優れた品質の紙をより使いやすい形で安定供給することをモットーに、大ロール紙からA4・B4サイズなどに小判裁ちし、小数単位に自動包装するシステムを構築されて、1日の生産量として約100tもの紙を小判カット加工されております。情報用紙の分野は、ハイテクを駆使した情報機器の高性能化により、さらに一段と厳しい規格と高安定性を要求され世界各国から最高・最新鋭の機械を導入され品質管理に充実されています。

弊社との出会いは、平成12年に菊判4切対応ミシン機VP-53の導入以後、マイクロミシン加工の受注量が増えて生産量が間に合わず、同年に菊判半裁対応ミシン機VP-66、翌年の平成13年にもVP-66を1台導入され、平成15年にもVP-66をもう1台増設していただき現在に至っております。ミシン機4台で1日27万枚、月生産約600万枚のマイクロミシン加工をしており、連日フル稼動しています。品質管理では、ミシン目の切れ味を維持するのにミシン刃1枚当たり通し紙を50万枚以内で新品刃に交換し、ミシン精度は紙に対して±0.2mm以内の誤差範囲を基準にされています。

また、あらゆる小判加工紙を扱っており、特殊包装・穴あけ・ジャンプミシン・マイクロミシン加工等のさまざまな高付加価値紙業は毎年着実に業績を伸ばしておられ、今後も目指していかれるとのことです。 現在、厳しい不況の中、生き残りを賭けるには、他社と比較して絶対負けない特化した分野を持つのが必要なことではないかと思われます。国永紙業株式会社様の今後益々のご発展をお祈りいたしまして訪問記を終わらせていただきます。工場長様には3月という大変忙しい時にご多忙にもかかわらず取材にご協力いただきまして有難うございました。